ネオヴァンキッシュ（2010年生、母レイズアンドコール）

ネオヴァンキッシュ（2010年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋征服する」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時15歳）と交配したレイズアンドコールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年のパッソ大好きだよ記念(一般C10)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、小林仁幸によって1,890万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月24日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた2戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月3日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のドミニクバローズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、たけちゃん誕生記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、岸本政夫記念（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（2014年）

4月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケンブリッジリアルに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月16日、中1週で迎えた11戦目は、小判草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマスミラクルスノーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（7戦3勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るドニゼッティを上がり1位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

9月5日、中9週で迎えた16戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（10戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のヒノデワビスケに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月19日、中1週で迎えた17戦目は、野牡丹特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマヤノフォルゴーレに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5歳（2015年）

7月15日、約9か月半の休み明けで迎えた19戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（13戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマヤステファニーに1馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

8月13日、中3週で迎えた20戦目は、アカシア特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で丸野勝虎騎手（14戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で丸野勝虎騎手（15戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアザーンに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月11日、中1週で迎えた22戦目は、なでしこ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で丸野勝虎騎手（16戦7勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で丸野勝虎騎手（17戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったメジャークインにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中9週で迎えた24戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で丸野勝虎騎手（18戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のファイナルダンサーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月25日、中1週で迎えた25戦目は、クリスマス特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で丸野勝虎騎手（19戦8勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6歳（2016年）

5月5日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、パッソ大好きだよ記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で丸野勝虎騎手（20戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトワイニングウルフに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月20日、中1週で迎えた27戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で丸野勝虎騎手（21戦9勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5月26日、連闘で迎えた28戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で丸野勝虎騎手（22戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7歳（2017年）

3月30日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた30戦目は、第二回深津英人賞（春）（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（23戦9勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C8（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（24戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた32戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（25戦9勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた33戦目は、一般C8（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（26戦9勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた34戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた35戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（27戦9勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた36戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（28戦9勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。