サンサルドス（2016年生、母ヴィヤダーナ）

サンサルドス（2016年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの地名。母の生まれた国より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したヴィヤダーナが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,500万円（7万×500口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月24日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は522kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月7日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴァンケドミンゴに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

3歳（2019年）

2月2日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月24日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月6日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイヴンキングに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月18日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月20日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月21日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

4歳（2020年）

1月25日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ウインレーヴドールに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のジューンバラードを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

4月19日、中9週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

7月19日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

9月5日、中6週で迎えた18戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの弥彦特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月8日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天与のガッツで諦めることなく走り切り、4着を確保した。

7月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの彦島特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ジョウショームードに半馬身交わされて2着となった。

7月18日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

9月25日、中9週で迎えた23戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

12月5日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6歳（2022年）

1月23日、中6週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

4月16日、中7週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月17日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

2022年12月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。