トーワユメジ（2002年生、母トーワダーリン）

トーワユメジ（2002年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名（竹久夢二より）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時17歳）と交配したトーワダーリンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の小郡特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月17日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3歳（2005年）

8月20日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハギノトリオンフォに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサイキョウワールドを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

4歳（2006年）

3月18日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインファンタジアをクビ差振り切って優勝

6月25日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦2勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5歳（2007年）

7月21日、約11か月の休み明けで迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（10戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

9月2日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦2勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた20戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月27日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦2勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で18番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2007ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったシルクドラグーンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6歳（2008年）

7月26日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

8月24日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタムロスターディをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

9月6日、中1週で迎えた28戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

10月19日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7歳（2009年）

5月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（14戦2勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月5日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（3戦1勝）。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた34戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた35戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に終わった。