アントロジーア（2007年生、母パーティーホーラー）

アントロジーア（2007年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「作品集、名詩選（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスフライト（当時10歳）と交配したパーティーホーラーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方39戦2勝2着9回。主な勝ち鞍は2011年の一般C4四。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は418kg。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（2010年）

1月11日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月3日、中9週で迎えた4戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は仲田雅興騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から34kg増やして迎えた7戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジェイケイミラクルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったシンオウレエミに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月12日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クロスカサブランカに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B10（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月24日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月31日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4九（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（9戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（10戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のルチューに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月12日、連闘で迎えた19戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月4日、中8週で迎えた23戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、オンワードオルデンに交わされて1馬身差の2着となった。

5月22日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（13戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、サンクスチケットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、真司&美紀結婚記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のビクトリーエールに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月10日、中3週で迎えた27戦目は、神子の里特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（15戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったカキツバタフェローに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルファミッキイに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月20日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2三（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユメノチカラに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2三（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた34戦目は、のとじまおつけ祭り特別（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた35戦目は、山中温泉大鍋振舞い特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた37戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

12月11日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた38戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（16戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2二（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ナムラマースに交わされて4馬身差の2着となった。

5歳（2012年）

1月18日、中2週で迎えた40戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

2月29日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月29日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた43戦目は、女川町復興支援（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（17戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた44戦目は、三番叟特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（18戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた45戦目は、昆虫館カーニバル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（19戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。