リンノティアラ（2016年生、母サオトメ）

リンノティアラ（2016年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時17歳）と交配したサオトメが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はガーベラパークスタツド。主な勝ち鞍は2018年のフレッシュチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ガーベラパークスタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ガーベラパークスタッドから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって324万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

7月25日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトチノエメラルドに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた4戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3歳（2019年）

2月2日、中5週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のごぎょう賞（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月25日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサフランフレイバーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったラブミージュニアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のノーブルアトラスに3馬身の差をつけて制した。

11月11日、中3週で迎えた16戦目は、住めば、北区東京。賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマクトゥーブを3/4馬身振り切って制した。

12月4日、中2週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、北風賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ガーネットクロスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2020年）

3月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。

2020年12月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月9日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

5歳（2021年）

1月21日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

2021年1月25日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。