ロジストーム（2013年生、母レーヴドフィユ）

ロジストーム（2013年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のUnbridled's Song（当時20歳）と交配したレーヴドフィユが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。2019年のシアンモア記念(一般 M1)に勝利した他、2019年の絆カップ(一般 M2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、久米田正明によって3,885万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月26日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルターズゲイルを豪脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

9月27日、中8週で迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3歳（2016年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

4歳（2017年）

9月1日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、ちばの梨特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、激闘のSPAT4プレミアムポイント賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた7戦目は、楓特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハニーコーンに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

11月22日、中3週で迎えた8戦目は、彩の国地鶏タマシャモ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のグランアルバスに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月6日、中1週で迎えた9戦目は、SPAT4プレミアムポイント弾丸ツアー賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシンニトロをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

5歳（2018年）

1月10日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の初茜特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインマイヒーローを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月31日、中2週で迎えた11戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた12戦目は、早春特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったゼンノウラヌスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中4週で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、M3の赤松杯（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベンテンコゾウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、納涼特別（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた15戦目は、初秋特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリンスダムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月24日、中3週で迎えた16戦目は、南部杯カウントダウン14 秋分特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のニットウビクトリーを半馬身振り切って6勝目を手中に収めた。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた18戦目は、霜月特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒドゥンブレイドを半馬身振り切って順当に勝利した。

12月17日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、M3の白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のタイセイファントムに3馬身の差をつけて制した。

6歳（2019年）

2月25日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、夕刊フジ創刊50周年記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたサーヒューストン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中2週で迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の石崎隆之騎手引退式記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、M3の赤松杯（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイーグルカザンに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月5日、中2週で迎えた23戦目は、M1のシアンモア記念（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（8戦4勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーグルカザンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、初秋特別（水沢ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングジャガーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月8日、中1週で迎えた25戦目は、M2の青藍賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたエンパイアペガサス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中4週で迎えた26戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（11戦6勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた27戦目は、M2の絆カップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（12戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のニットウビクトリーに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月16日、中3週で迎えた28戦目は、M3の白嶺賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（13戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7歳（2020年）

4月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた29戦目は、地方重賞の赤松杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（14戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（15戦7勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月5日、中7週で迎えた31戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9歳（2022年）

4月26日、約22か月の休み明けで迎えた32戦目は、桜花特別（水沢ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。