プリティーメモリー（2019年生、母プリンセスメモリー）

プリティーメモリー（2019年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「すてきな記憶。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時6歳）と交配したプリンセスメモリーが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方28戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2022年のカサキニスト賞(一般C6)。

経歴

デビュー前

伊坂重信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月26日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は400kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

3歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月26日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた4戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた6戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

2022年8月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月2日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、ばけんぬ誕生日記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったツインシップに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、カサキニスト賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョイライドに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、雪待月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ゼンダンクラージュに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般B8 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホウオウツインクルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、さな夢賞ことり大神祭2023（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月26日、中3週で迎えた14戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のニホンピロペリーをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

2月20日、中1週で迎えた16戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、白梅特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ヤマニンリリアーナに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた18戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、キチロクレディスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月11日、中2週で迎えた20戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた21戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったタッチウェーブに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた22戦目は、双六渓谷特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月20日、中1週で迎えた23戦目は、早乙女特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦の女郎花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた25戦目は、露時雨特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（11戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

デビュー前

森山英雄厩舎（笠松）へ入厩。

8月31日、中3週で迎えた26戦目は、夏果賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（12戦2勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて4着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（13戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた28戦目は、B級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（14戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハナウタマジリをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

11月19日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた33戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた34戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（15戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

7月2日、中1週で迎えた35戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた36戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったケンヴァイザッハにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた37戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月23日、中7週で迎えた38戦目は、秀吉誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた39戦目は、笠松けいば秋まつりまであと2日（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（17戦3勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた40戦目は、かざとさやかを幸せにします記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（18戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたゴコウサス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた41戦目は、喜っせ今日で14周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。