サクセスウエーブ（1990年生、母ハローカホー）

サクセスウエーブ（1990年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時8歳）と交配したハローカホーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1993年の渡島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

7月18日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は552kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったモリセイカンに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

7月25日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、タイキハルクに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月8日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエレガントブーケに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のビッグモントに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた6戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、デュエルオンワードに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、トップローモンドにハナ差交わされて2着となった。

4歳（1994年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

1月16日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上900万下の京橋特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の丹波特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月26日、約10か月の休養明けで迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月4日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。