デュエルオンワード（1989年生、母ヒマワリ）
Duel Onward
1989.05.26
デュエルオンワード（1989年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時15歳）と交配したヒマワリが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地35戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年のジャニュアリーステークス。
経歴
デビュー前
松山吉三郎厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1991年）
11月9日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。
3歳（1992年）
5月2日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンディクタスをクビ差捉え切れず2着となった。
5月30日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハヤテディマンシュを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。
7月4日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったアサカホスピタルにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。
8月2日、中3週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のセリーズエレガンテを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。
8月29日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。
4歳（1993年）
5月30日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコウチポートを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。
6月19日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマリンパシフィックにアタマ差届かず2着に甘んじた。
7月10日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったインターシュプールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
8月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。
9月4日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリキサンパレスを異次元の末脚で半馬身差し切って制した。
9月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクセスウエーブを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
10月30日、中4週で迎えた13戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦3勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。
11月28日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦3勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
12月26日、中3週で迎えた15戦目は、’93フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦3勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
5歳（1994年）
1月9日、中1週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホワイトアクセルを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。
1月30日、中2週で迎えた17戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。
2月19日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。
3月20日、中3週で迎えた19戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。
4月16日、中3週で迎えた20戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。
10月29日、約6か月半の休養明けで迎えた21戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。
11月27日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。
12月18日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。
6歳（1995年）
1月5日、中2週で迎えた24戦目は、迎春ステークス（中山芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。
2月18日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。
3月12日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。
4月1日、中2週で迎えた27戦目は、ブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。
4月15日、中1週で迎えた28戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。
5月6日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で郷原洋司騎手（10戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。
5月28日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で郷原洋司騎手（11戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。
6月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、福島テレビ杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。
7月8日、中2週で迎えた32戦目は、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。
8月6日、中3週で迎えた33戦目は、G3の関屋記念（福島芝1700m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。
7歳（1996年）
1月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、ジャニュアリーステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（12戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。
1月28日、中1週で迎えた35戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（13戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。