エレガントブーケ（1990年生、母ハッピーオールトン）

エレガントブーケ（1990年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイルドブルボン（当時15歳）と交配したハッピーオールトンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月6日、デビュー戦は篠原茂騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた4戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったサクセスウエーブに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロングワカタカを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアラマサパークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月3日、中2週で迎えた7戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月20日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月19日、中3週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4歳（1994年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったホリペンスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したレオビガラスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月14日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のラッキーナグルに2馬身の差をつけて制した。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で蓑田早人騎手（9戦3勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた16戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蓑田早人騎手（10戦3勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月3日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で蓑田早人騎手（11戦3勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で蓑田早人騎手（12戦3勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。