アネクスペクティド（2005年生、母オモイヲコメテ）

アネクスペクティド（2005年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「思いがけない」。毛色は栗毛。種牡馬のイシノサンデー（当時12歳）と交配したオモイヲコメテが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中央牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方17戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の一般C6。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月17日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた4戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2008年）

3月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4月12日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

6月8日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり最後はボストンティアラと並んで14着同着となった。

7月27日、中6週で迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた12戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C26（荒尾ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルアスピレに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月28日、中3週で迎えた13戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C18（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクリノユメノセテに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C13（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったルレーヴから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C12（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルプラータナーに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエムオーワンダーに半馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた17戦目は、勇一君祝厄明け!（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤智久騎手（3戦3勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

1月20日、中2週で迎えた18戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のペプチドラアージャに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったオジロからクビ差の2着に甘んじた。

3月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノスクランブルをハナ差制して単勝一倍台の評価に応えた。

3月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のラストドリームに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサチノスカイラインから2馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中4週で迎えた24戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月9日、中0週で迎えた25戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた26戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（4戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた28戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（5戦3勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。