サチノスクランブル（2005年生、母トリプルティアラ）

サチノスクランブル（2005年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋緊急出撃」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時15歳）と交配したトリプルティアラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中村幸廣。戦績は、中央平地11戦0勝、地方33戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の一般C6。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

6月30日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（2008年）

1月20日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

1月27日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

3月6日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦のベストホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた9戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた12戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C29（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のステキプリンセスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月10日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた14戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月7日、中7週で迎えた15戦目は、一般C15（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノミステンマに4馬身の差をつけて優勝

10月29日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C13（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河野直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた18戦目は、一般C13（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河野直人騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C13（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河野直人騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般C18（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（3戦2勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアラニアから半馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた21戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のグレートホーラーに2馬身半の差をつけて制した。

2月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C13（荒尾ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（5戦3勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のジュンノチケットに1馬身半の差をつけて優勝

2月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウロデムに1馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

3月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（7戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアネクスペクティドからハナ差の2着に甘んじた。

3月18日、中1週で迎えた25戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったペプチドラアージャからアタマ差の2着に甘んじた。

3月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（8戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた27戦目は、むつごろう特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月1日、中9週で迎えた28戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は河野直人騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムテンガネから6馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（10戦5勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（11戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（12戦5勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイメイナツコに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（13戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムオオドリーをハナ差制して7勝目を収める

9月19日、中2週で迎えた33戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（14戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったペプチドラアージャから4馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中3週で迎えた34戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は河野直人騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた35戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（15戦7勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた36戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（16戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた37戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は河野直人騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた38戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河野直人騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた39戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、荒尾けいばを応援します杯（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2010年）

1月19日、中2週で迎えた40戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は河野直人騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた41戦目は、ウインターグランプリ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河野直人騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた42戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、72 ちはぺったん杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた43戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C14（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた44戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、ホークス杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。