エアラニア（2002年生、母ビューティフルベーシック）
Air Rania
2002.02.21
エアラニア（2002年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ヨルダン王妃の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時7歳）と交配したビューティフルベーシックが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方20戦5勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。
経歴
デビュー前
当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ラッキーフィールドによって630万円で落札された。
藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2004年）
8月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
9月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。
9月18日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ジェダイトに交わされて1馬身1/4差の2着となった。
10月30日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のレオバラードに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
11月21日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。
12月19日、中3週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。
3歳（2005年）
4月24日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。
5月21日、中3週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマッハジュウクンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。
5月28日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず最後はナリタシークレットと並んで7着同着となった。
11月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。
4歳（2006年）
1月22日、中9週で迎えた11戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に敗れた。
2月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。
3月18日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。
9月24日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。
12月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。
5歳（2007年）
3月24日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。
4月15日、中2週で迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。
8月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。
9月22日、中6週で迎えた19戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、サファイアカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のノースダンシングに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。
10月14日、中2週で迎えた20戦目は、KJ3の九州記念（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。
11月20日、中4週で迎えた21戦目は、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。
6歳（2008年）
5月3日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。
6月3日、中3週で迎えた23戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。
6月24日、中2週で迎えた24戦目は、みなづき特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（5戦1勝）。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
7月19日、中3週で迎えた25戦目は、ニューウエーブ大崎特設（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉留孝司騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月27日、中5週で迎えた26戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、桜島特別（荒尾ダート1500m 小雨/重）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。
12月31日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般C18（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（7戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノスクランブルに半馬身の差をつけて久々の一戦を制した。
7歳（2009年）
1月20日、中2週で迎えた28戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に沈んだ。
3月25日、中8週で迎えた29戦目は、青木貴美子蕉夢苑退職記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（9戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のガンバリナッセをクビ差制して4勝目を手中に収めた。
4月22日、中3週で迎えた30戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（10戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
5月2日、中0週で迎えた31戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（11戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月27日、中3週で迎えた32戦目は、一般C15（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（12戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
6月11日、中1週で迎えた33戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉留孝司騎手（13戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のタイオトシに4馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。
7月2日、中2週で迎えた34戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉留孝司騎手（14戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。
8月8日、中4週で迎えた35戦目は、一般C22（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉留孝司騎手（15戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。
9月9日、中4週で迎えた36戦目は、一般C23（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉留孝司騎手（16戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリバーマジックをクビ差制してファンの期待に応えた。
10月8日、中3週で迎えた37戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉留孝司騎手（17戦5勝）。7頭立ての圧倒的2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月21日、中1週で迎えた38戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉留孝司騎手（18戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。