ジェダイト（2002年生、母グリーンポーラ）

ジェダイト（2002年2月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「翡翠輝石」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したグリーンポーラが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回、地方1戦0勝。2005年の忘れな草賞(オープン牝)に勝利した他、2005年のエルフィンステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,200万円（80万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月28日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったケイアイブーケにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアラニアを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月2日、中1週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月14日、中5週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフェリシアを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

12月5日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

3歳（2005年）

1月16日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたエアメサイア決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3月13日、中4週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブリトンを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5月22日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、6着を確保した。

10月16日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

4歳（2006年）

2月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた16戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

7月9日、中7週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雲ヶ畑特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5歳（2007年）

2月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

3月24日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた22戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

7月8日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい17着に終わった。