ワイルドジョーカー（1996年生、母ヒダカデイクタス）

ワイルドジョーカー（1996年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時13歳）と交配したヒダカデイクタスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方23戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未出走。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

3月27日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールデンジョイを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

5月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月11日、中5週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4歳（2000年）

1月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

2月15日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップヘラクレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた8戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月4日、中9週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルキンオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

6月20日、中1週で迎えた12戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマジックナギサをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月3日、中1週で迎えた13戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマキノイットーをクビ差振り切って制した。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で江下英昭騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた15戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江下英昭騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた16戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江下英昭騎手（7戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で江下英昭騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるエゾノシンカンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた18戦目は、埋橋浩樹騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーワソニックを上がり0位の末脚で半馬身差し切って5勝目を手に入れた。

10月23日、中3週で迎えた19戦目は、プラタナス賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で埋橋浩樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（9戦3勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエリットキングを上がり0位の末脚で半馬身差し切って6勝目をつかんだ。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（11戦4勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（12戦4勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5歳（2001年）

1月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（13戦4勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は埋橋浩樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で埋橋浩樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月20日、連闘で迎えた27戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で埋橋浩樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラワッショイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で埋橋浩樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた29戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（14戦4勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。