シルクブレイカー（2005年生、母Lady Caveat）

Silk Breaker

2005.01.30

シルクブレイカー（2005年1月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋壊す人」。毛色は栗毛。種牡馬のMizzen Mast（当時7歳）と交配したLady Caveatが20歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の日高獣医師会特別(一般C4-1)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,400万円（4.8万×500口）で一口馬主が募集された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月7日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

4歳（2009年）

5月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月10日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月9日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた6戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のディアキャンドルに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ライネスゴルトに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマウンテンボスに7馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月25日、中3週で迎えた10戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、門別プロパンガス事業協同組合特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったヒダカトップロードに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月3日、連闘で迎えた11戦目は、室蘭やきとり賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオーサンルビーに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月15日、中1週で迎えた12戦目は、日高獣医師会特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプリティーブライドをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月20日、中4週で迎えた13戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グッドアズゴールドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウスヴィソニックを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月8日、連闘で迎えた15戦目は、一般B4-3（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモラヴチャンに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月22日、中1週で迎えた16戦目は、まつばぎく特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた18戦目は、金の成る木特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた19戦目は、みどりのじじばば大好き杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドミントをハナ差振り切って断然人気に応えた。

2月12日、中2週で迎えた21戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリノーザンに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月22日、中0週で迎えた22戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた23戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、久保田智誕生34周年記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。