ニシノヤッコ（2007年生、母セイウンタカコ）

ニシノヤッコ（2007年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋芸者さんの名前より」。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時19歳）と交配したセイウンタカコが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方14戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2010年）

1月31日、中5週で迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月4日、中3週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたプロポーズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月2日、中3週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月10日、中6週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた11戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデ戦のローズマリー特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

12月20日、中0週で迎えた16戦目は、一般C1五（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた17戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で見沢譲治騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く最後はヴィルヌーヴダスクと並んで9着同着となった。

1月11日、連闘で迎えた18戦目は、ひな人形のふるさと鴻巣賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で見沢譲治騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

1月26日、中1週で迎えた19戦目は、昇龍特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で見沢譲治騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた20戦目は、早春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で見沢譲治騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のアオサギ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で見沢譲治騎手（10戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で見沢譲治騎手（11戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月25日、中7週で迎えた23戦目は、一般C1九（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で見沢譲治騎手（12戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったネオハーバーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で見沢譲治騎手（13戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。