カネマサロチエ（2005年生、母レヴェランス）

カネマサロチエ（2005年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋植物名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時8歳）と交配したレヴェランスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方24戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C1四アイ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

5月16日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のローズポイントに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月29日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエフエルグラマーをアタマ差制して断トツの支持に応えた。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月3日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3歳（2008年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3月2日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパームオーシャンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジルグリッター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のハナミズキ特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレマジックマンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた18戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1八九（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスガバナーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

11月5日、中1週で迎えた22戦目は、錦秋特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2009年）

7月7日、約7か月半の休み明けで迎えた24戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、七夕特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、新宿副都心特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた26戦目は、はづき特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた27戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた28戦目は、イーバンク×SPAT4賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた29戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、大森特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。