マルサアリス（1986年生、母ツキカゲシロー）

マルサアリス（1986年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のシヤンペンチヤーリー（当時16歳）と交配したツキカゲシローが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

柴田不二男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

7月16日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したブロンズシャトーにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月23日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒノトリデンセツに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシヨノフォルテシモを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホッカイローマンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中6週で迎えた5戦目は、柴田政見騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政見騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4歳（1990年）

6月24日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下のまりも特別（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたラストフール決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた13戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたタフネスターブル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。