ホッカイローマン（1985年生、母ステインワールド）

ホッカイローマン（1985年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時13歳）と交配したステインワールドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地22戦4勝2着3回、地方13戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の函館日刊スポーツ杯(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

4月23日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月2日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエスタンナインに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月21日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の立待岬特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、リヒアルトに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（1989年）

7月15日、約11か月の休み明けで迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベターガルソンヌに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

8月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマルサアリスに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ウメノアクティブにハナ差交わされて2着に惜敗した。

11月4日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、グロウヨドワンに交わされて1馬身差の2着となった。

5歳（1990年）

1月21日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、菅原隆明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のパナシアをクビ差振り切って4勝目をマークした。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、UHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆明騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた21戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原隆明騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で菅原隆明騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6歳（1991年）

7月4日、約8か月半の休養明けで迎えた23戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、黒岳賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のベストンダンデイに3馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

7歳（1992年）

2月5日、約7か月の休み明けで迎えた24戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハクバウエストに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

7月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた25戦目は、一般A（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月30日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた26戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーマンダムに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月23日、中2週で迎えた27戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、スプリンターズ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジギニーから4馬身差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた28戦目は、ミルクカップ（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワウインザーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月9日、中2週で迎えた29戦目は、甲州特別（高崎ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサンシユウゴールドに6馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

10月25日、中1週で迎えた30戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のコーランボーイに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

8歳（1993年）

4月16日、約6か月の休み明けで迎えた31戦目は、上信越自動車道開通記念（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田政弘騎手（6戦5勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた32戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で久保田政弘騎手（7戦5勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハクバウエストからアタマ差の2着となった。

9歳（1994年）

4月12日、約11か月半の休養明けで迎えた33戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた34戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた35戦目は、栗林宏騎手を鞍上に迎えて、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。