ラックドリーム（1987年生、母サンドリオン）

ラックドリーム（1987年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時14歳）と交配したサンドリオンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着4回、地方7戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柳田次男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

10月7日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

12月16日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

3歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月11日、中2週で迎えた6戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、エースアスリートに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月10日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

7月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズノアラシに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月4日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンテアンシェクルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西園正都騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセフティフェイマスに2馬身半の差をつけて優勝

3月9日、中1週で迎えた19戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 小雨/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

4月28日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、インターマーシに3/4馬身交わされて2着となった。

9月1日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（10戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンムスタングに6馬身の差をつけて優勝

9月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、ローゼンクランツに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月6日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた28戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた29戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

12月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（11戦3勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

5歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は柿元嘉和騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた35戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた36戦目は、5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノパーソナに3/4馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

8月9日、中2週で迎えた37戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレッシュナムラから1馬身半差の2着となった。

8月23日、中1週で迎えた38戦目は、天山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川哲也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のフレッシュナムラに2馬身の差をつけて優勝

9月20日、中3週で迎えた39戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川哲也騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレッシュナムラから2馬身半差の2着に敗北した。

10月25日、中4週で迎えた40戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は三小田幸人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったユートジョージから2馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中3週で迎えた41戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。