マズルファイヤー（2010年生、母ササファイヤー）
Muzzle Fire
2010.02.22
マズルファイヤー（2010年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「銃口から吹く火」。毛色は青鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時20歳）と交配したササファイヤーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦1勝2着3回、地方15戦2勝。2013年のきさらぎ賞(G3)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
キャロットクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。
大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2012年）
6月24日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は540kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したウェーブオーキッドにハナ差届かず2着に甘んじた。
7月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したポップアップハートにアタマ差届かず2着に甘んじた。
10月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
3歳（2013年）
1月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシゲルオヒツジザに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
2月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、タマモベストプレイにクビ差交わされて2着となった。
3月16日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。
4月14日、中3週で迎えた7戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。
5月4日、中2週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。
4歳（2014年）
3月1日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り 小雨/良）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。
9月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。
10月11日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
11月9日、中3週で迎えた12戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。
5歳（2015年）
4月12日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。
5月16日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。
8月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。
12月26日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。
6歳（2016年）
2月28日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。
3月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。
4月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。
6月18日、中9週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。
12月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。
7歳（2017年）
1月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。
2月22日、中6週で迎えた23戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のパーソナルベストに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
3月1日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた24戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモアザンワーズに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
3月14日、中1週で迎えた25戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。
3月24日、中0週で迎えた26戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。
4月3日、中0週で迎えた27戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
4月26日、中2週で迎えた28戦目は、すみれ特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
5月5日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた29戦目は、AGI名古屋城カップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。
5月16日、中1週で迎えた30戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。
5月29日、中1週で迎えた31戦目は、A・G・I（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（7戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。
9月27日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。
10月3日、連闘で迎えた33戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤友則騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。
10月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。
11月12日、中3週で迎えた35戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 晴/不良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。
12月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。
12月27日、中2週で迎えた37戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。