タキシードカメン（2008年生、母カネショウローズ）

タキシードカメン（2008年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋仮面」。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタキシード（当時12歳）と交配したカネショウローズが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱忠。戦績は、中央平地6戦0勝、地方34戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の一般C3二三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜忠から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって105万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月6日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

3歳（2011年）

1月29日、中5週で迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

8月3日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアストレア特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月19日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、トゥルーシングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月21日、中3週で迎えた11戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2012年）

1月31日、中5週で迎えた12戦目は、4歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた13戦目は、4歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた14戦目は、4歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったバンブーストークにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3五六（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のコスモミラージュをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

6月1日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた17戦目は、天野さんありがとう中村さんおめでとう記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

7月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴史騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で水野貴史騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で水野貴史騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で水野貴史騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったクールドボーイにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた23戦目は、彩の国地鶏タマシャモ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

5歳（2013年）

1月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3五六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（12戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（13戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアイラヴキャンディを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月15日、中3週で迎えた27戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

3月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（14戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（15戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた30戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3四（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

9月11日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、一般C3六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で見越彬央騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったブラックイーグルに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中5週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で見越彬央騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のローズキーを半馬身振り切って1番人気に応えた。

11月19日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の上州和牛賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見越彬央騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグランデメディコに2馬身の差をつけて4勝目を収める

12月13日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で見越彬央騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて先頭をうかがい、最後は2着のレーヴボラールを半馬身振り切って5勝目をマークした。

6歳（2014年）

1月16日、中4週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で見越彬央騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた37戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で見越彬央騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた38戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で見越彬央騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた39戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月2日、中1週で迎えた40戦目は、一般C3三四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。