アンティックタイル（2002年生、母Antique Auction）

アンティックタイル（2002年4月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「古いタイル」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のFusaichi Pegasus（当時5歳）と交配したAntique Auctionが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の一般C8。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月20日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

9月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月6日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2006年）

2月13日、中9週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスリーエルパサーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のパインキャンディーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3月8日、連闘で迎えた7戦目は、一般C17（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビッグワンドリームに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のランスに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月25日、中3週で迎えた11戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンリョウハートに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月15日、中2週で迎えた12戦目は、紅ばら特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた13戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（7戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマジュンマザーに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月27日、連闘で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラサヤカに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月13日、中6週で迎えた15戦目は、颯樹君2歳誕生日記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャイニングダンスに3馬身の差をつけて優勝

11月25日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

12月16日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

5歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた18戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。