ウッディタイガー（2013年生、母ウディバードソング）

ウッディタイガー（2013年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名より＋虎。木質のトラ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時9歳）と交配したウディバードソングが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は金球美。2015年のヤングチャレンジカップ1に勝利した他、2015年のヤングチャレンジカップ3で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

4月23日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリンダリンダに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月11日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月30日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月8日、中5週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のシュネルバレイに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

10月25日、中4週で迎えた7戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ3（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったクラトイトイトイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2016年）

5月3日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のティーズブラッドに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の牡牛座特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のティーズブラッドに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月25日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた12戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、カツゲキライデンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

6月28日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、勝ったタカオワンダーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のオメガベントレーに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5歳（2018年）

6月6日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、蛍狩り賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカズノワンダーに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月8日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のメロディーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6歳（2019年）

3月20日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、マイネルミシシッピに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月10日、中2週で迎えた22戦目は、大谷亮平さん賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、レオパルトにクビ差交わされて2着に甘んじた。