テイエムライコウ（1997年生、母サチワカ）

テイエムライコウ（1997年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマグニテユード（当時22歳）と交配したサチワカが14歳のときに産んだ16番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は吉田牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着5回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年のこけもも賞(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、吉田牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、竹園正継によって798万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

6月19日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシアトルフレームに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月27日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3歳（2000年）

1月15日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジエージェントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったオースミツヨシに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったワールドチケットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセトコマンチランを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた11戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆきつばき賞（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったマルカミラーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下のこけもも賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーワシーザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳900万下の白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月2日、中3週で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた15戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のしゃくなげステークス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

10月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月28日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西郷特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の鳴海特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の初夢賞（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったパープルランスから2馬身半差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシマノショウグンをハナ差制してファンの支持に応えた。

4月21日、中4週で迎えた26戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月28日、連闘で迎えた27戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2002年）

1月7日、約8か月半の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。