シアトルシーフェア（2005年生、母シアトルデライター）

シアトルシーフェア（2005年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シアトル名物の海の祭典」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したシアトルデライターが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害2戦0勝、地方29戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C3三。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

12月16日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

3月26日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦の書写山特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の大通公園特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月10日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた8戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月30日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2009年）

1月7日、中4週で迎えた10戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジェンティリティーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D7二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリヤカーンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月17日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバーニングを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で板野央騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月23日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた17戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンツシンガーに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

11月18日、中2週で迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた20戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシュンリキに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2010年）

1月6日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したエリモティグアンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

2月13日、中2週で迎えた24戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、青木まき子還暦大賞典（福山ダート1250m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（福山ダート1130m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月7日、連闘で迎えた26戦目は、福山・高知連携桝屋清右衛門シリーズ二戦（福山ダート1130m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒川知弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた27戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた28戦目は、一般C6（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般C5（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月3日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月13日、中0週で迎えた31戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で三野孝徳騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月13日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で三野孝徳騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。