ヤマノオトヒメ（1999年生、母ヤマノカグヤヒメ）

ヤマノオトヒメ（1999年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンコウキング（当時8歳）と交配したヤマノカグヤヒメが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地2戦0勝、地方20戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年のチャレンジ(B)。

経歴

デビュー前

中山義宣厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2001年）

9月11日、デビュー戦は片桐昭貢騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のホワイトスワンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月16日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦の美濃菊特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐昭貢騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

3歳（2002年）

3月13日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、村井栄治騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月27日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は片桐昭貢騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月24日、中9週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐昭貢騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタカノハアイドルに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月27日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で片桐昭貢騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスペシャルタイガーに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

9月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で片桐昭貢騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で片桐昭貢騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

4歳（2003年）

4月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、冨島政俊騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンロバストに4馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

4月23日、中2週で迎えた13戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で冨島政俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエイシンシーマに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中3週で迎えた14戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で冨島政俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケイオーバルガスを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

6月26日、中4週で迎えた15戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で冨島政俊騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオースミキャリオンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般B16 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は冨島政俊騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。