ハルディネロ（2016年生、母リヴァリーガーデン）

ハルディネロ（2016年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時10歳）と交配したリヴァリーガーデンが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2021年のビオラ賞に勝利した他、2019年の’19スターバーストカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2018年）

6月25日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は469kg。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランモナハートに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中6週で迎えた2戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシビックヴァーゴをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3歳（2019年）

2月7日、中6週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の雲取賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月8日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、一般C1一二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のマブイーグルに2馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

8月14日、中4週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦3勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

9月20日、中4週で迎えた8戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般B2六 B3四（大井ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’19スターバーストカップ（大井ダート2000m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったミューチャリーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4歳（2020年）

2月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、節分賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（7戦3勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフィアットルクスに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月24日、中2週で迎えた11戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（8戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた12戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったサンシャイアンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた13戦目は、東風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（10戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサンシャイアンを半馬身振り切って制した。

5月1日、中2週で迎えた14戦目は、緑風賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（11戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたコパノジャッキー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月22日、中2週で迎えた15戦目は、桂坂賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマムティキングに4馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

6月24日、中4週で迎えた16戦目は、チヤンピオンスター賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（13戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンティノウスをハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月14日、中2週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックジョーに6馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

9月2日、中6週で迎えた18戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、S2のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2021年）

1月28日、中4週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、多摩川オープン（川崎ダート1600m 雪/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた22戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月17日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、オーガスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（14戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトドビエンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月22日、中4週で迎えた24戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（15戦6勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、コズミックフォースに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

11月2日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（16戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた26戦目は、ビオラ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（17戦6勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハイランドピークに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6歳（2022年）

3月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた28戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた29戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月2日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。