マイネルシルバート（2002年生、母ウインホイッスル）

マイネルシルバート（2002年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋笛、汽笛（西）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したウインホイッスルが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、中央障害6戦0勝、地方11戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額6,000万円（15万×400口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月7日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったサムライハートにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のフォルテベリーニをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月25日、中3週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

3歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月31日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月7日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4歳（2006年）

2月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた9戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた15戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月24日、中4週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月8日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5歳（2007年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝2500m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた25戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた26戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ホテル紫苑カップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミナミノサニーオーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

8月17日、中2週で迎えた28戦目は、駒形賞（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた29戦目は、一般A2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウエスタンフォルスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月30日、中2週で迎えた30戦目は、一般A2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6歳（2008年）

4月14日、約6か月半の休み明けで迎えた31戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた32戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた33戦目は、一般B1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた34戦目は、一般B1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた35戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた36戦目は、チャペルノーザンクロス杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。