エスケースワン（1997年生、母フルトライ）

エスケースワン（1997年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアルカング（当時9歳）と交配したフルトライが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は厚賀古川牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の新潟ノベンバーシリーズ第4戦。

経歴

デビュー前

石栗龍雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1000m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

10月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、マイネガイアにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月8日、中2週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の新潟ノベンバーシリーズ第4戦（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のデルマルルドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4歳（2001年）

4月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、’01ファンタスティックステッキ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

9月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく最後はハタノボルケーノと並んで8着同着となった。