ホーマンディリング（1984年生、母レデイグリーン）

ホーマンディリング（1984年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時9歳）と交配したレデイグリーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）生光牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の鳥羽特別(900万下)。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3歳（1987年）

10月17日、約10か月半の休み明けで迎えた2戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサファリサッチャーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたダイナチャイルド決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（1988年）

1月16日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

2月6日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、5歳以上400万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシノリフオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3月5日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のひよどり越特別（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で安藤賢一騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

7月23日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤賢一騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤賢一騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤賢一騎手（7戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた12戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のスターゲイザーに1馬身1/4の差をつけて制した。

10月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の藤森特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月20日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンダープリンスを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目をゲットした。

12月17日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたコガネターボ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5歳（1989年）

1月20日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤賢一騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた18戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月6日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は安藤賢一騎手（13戦2勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（14戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（15戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手（16戦2勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

10月21日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤賢一騎手（17戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。