コガネターボ（1984年生、母コガネポプラ）

コガネターボ（1984年5月1日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマグニテユード（当時9歳）と交配したコガネポプラが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）コガネ。戦績は、中央平地23戦3勝2着4回、中央障害2戦1勝、地方20戦7勝2着4回。1990年の京王杯スプリングカップ(G2)で2着に入った他、1991年の中山記念(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1986年）

9月23日、デビュー戦は小林伸義騎手を鞍上に据えて、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は418kg。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた2戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林伸義騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロミペガサスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1987年）

5月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた3戦目は、4歳（函館(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林伸義騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた4戦目は、4歳（函館(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林伸義騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタケシバロマンに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

6月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林伸義騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエステイビオーから3馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（帯広ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林伸義騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターアイユウに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で小林伸義騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイベルギフトからクビ差の2着に甘んじた。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小林伸義騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホワイトマドンナから約13馬身差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、一般D（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームタイガーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月2日、中2週で迎えた10戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、一般C（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスピアリアーに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

9月13日、中1週で迎えた11戦目は、平岸特別（札幌(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカーネルワンダーに5馬身の差をつけて6勝目をマークした。

9月22日、連闘で迎えた12戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、オールスタージョッキー（札幌(地)ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のドクターマイテイに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月13日、中2週で迎えた13戦目は、山下信雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の北海優駿（札幌(地)ダート2640m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた14戦目は、道営記念（札幌(地)ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下信雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1988年）

2月28日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマロングラッセを半馬身振り切って8勝目をマークした。

4月23日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したシーキャリアーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着を確保した。

11月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた21戦目は、W.シューメーカー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’88ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホーマンディリングをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（1989年）

1月15日、中3週で迎えた23戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1400万下の寿ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

5月20日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の摩耶ステークス（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月4日、中1週で迎えた26戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホリノライデンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上1400万下のテレビ愛知賞（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた28戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下のルビーステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリワードタイラントを半馬身振り切って10勝目を達成した。

8月6日、中3週で迎えた29戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6歳（1990年）

3月24日、約7か月半の休養明けで迎えた30戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、コーラルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したラッキーゲランにクビ差届かず2着となった。

4月22日、中3週で迎えた31戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 小雨/重）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンウインドを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月13日、中2週で迎えた32戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7歳（1991年）

2月23日、約9か月半の休み明けで迎えた33戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、アメジストステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた34戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた35戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、コーラルステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた36戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた37戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

7月27日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 雨/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネカゼソヨグに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

8月31日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた39戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月22日、約4か月の休養明けで迎えた40戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターシオカゼから1馬身半差の2着となった。

8歳（1992年）

1月15日、中2週で迎えた41戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた42戦目は、赤松杯（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤雅彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた43戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤雅彦騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた44戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤雅彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9歳（1993年）

1月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた45戦目は、白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤雅彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。