サンライズマックス（2004年生、母グリーンヒルマック）

サンライズマックス（2004年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最大限」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時10歳）と交配したグリーンヒルマックが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒカル牧場。戦績は、中央平地30戦6勝2着2回。2009年の天皇賞（春）(G1)で4着に入った他、2007年の中日新聞杯(ハンデG3)に勝利するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ヒカル牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月19日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2007年）

1月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマンハッタンスカイをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月17日、中6週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したヴィクトリーにクビ差届かず2着となった。

4月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

10月7日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシゲルタックに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシルクダッシュに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月2日、中5週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイレクトキャッチを3/4馬身振り切って3連勝で初の重賞タイトルをゲットした。

4歳（2008年）

4月6日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月10日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒカルオオゾラを強烈な末脚で3/4馬身差し切って2つ目の重賞タイトルをつかんだ。

10月12日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

5歳（2009年）

2月7日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンキングリーを半馬身振り切って3つ目の重賞タイトルを手にした。

4月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月3日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月11日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦2勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

12月5日、中3週で迎えた19戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6歳（2010年）

1月17日、中5週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた21戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦2勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

12月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7歳（2011年）

2月5日、中7週で迎えた25戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデG3の中京記念（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月31日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた28戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたガンダーラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた30戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。