カンパリオレンジ（1996年生、母シャダイカンパリー）

カンパリオレンジ（1996年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグルームダンサー（当時12歳）と交配したシャダイカンパリーが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方21戦10勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上C1 C2。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月9日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（1999年）

9月26日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月11日、中8週で迎えた4戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキョウエイマジックに約14馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

1月1日、中2週で迎えた5戦目は、中島裕明騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクサンダーからクビ差の2着に甘んじた。

1月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のホーザンロードに8馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月5日、中6週で迎えた7戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエアバルドルに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のユウキイチボーイに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた10戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のミスコインドに1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

9月24日、中2週で迎えた11戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月11日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンバーダンサーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月17日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンクルサムに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5歳（2001年）

1月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

1月13日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャムスターに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月4日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた19戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリーゼンビッテルに1馬身半の差をつけて制した。

1月21日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンツマインドに1馬身半の差をつけて制した。

2月11日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた23戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月20日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。