ウイントルヴェール（2020年生、母キャッシュインクルーデッド）

ウイントルヴェール（2020年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+吟遊詩人(仏)」。毛色は青毛。種牡馬のダノンバラード（当時12歳）と交配したキャッシュインクルーデッドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月24日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は418kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2023年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月22日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた9戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のちえりちゃん誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた10戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリノダンディーを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプロスパーバイオに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のナスタチウム賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ダイチノメグミに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた13戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったジェイケイロンドンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったハクアイジュピターにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラバテラリュージュに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ヨシノローズに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中0週で迎えた17戦目は、イエロー・パロット賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田凌騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

デビュー前

中道啓二厩舎（大井）へ入厩。

12月9日、中3週で迎えた18戦目は、C1八九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田凌騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田凌騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4歳（2024年）

1月25日、中3週で迎えた20戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、烏山川賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村尚平騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中村尚平騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた23戦目は、バラライカ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村尚平騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた24戦目は、ソルティー・ドッグ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中村尚平騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月25日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中村尚平騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた26戦目は、うしかい座特別（大井ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中村尚平騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた27戦目は、万緑特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中村尚平騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた28戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、ヘラクレス座特別（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、マティーニ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた30戦目は、高橋優騎手を鞍上に迎えて、へびつかい座特別（大井ダート1650m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は東原悠善騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた32戦目は、アディントン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた34戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド大井第1戦（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

11月7日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は東原悠善騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。