イッポンギ（2012年生、母ロケットスタート）

イッポンギ（2012年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスマートボーイ（当時17歳）と交配したロケットスタートが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方36戦5勝2着10回。2014年のヤングチャレンジカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

6月4日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサムライマジックをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、プレミアムトークに交わされて2馬身差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーベルジーヌに1馬身の差をつけて制した。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、2歳戦のエスポワールシチー賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（7戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のコパノワシントンを半馬身振り切って3勝目を手にした。

10月22日、中2週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた10戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのヤングチャレンジカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたタイムビヨンド決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

12月19日、中4週で迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ビナファミリーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2015年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若水特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったオーラゼウスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3月2日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月11日、中9週で迎えた15戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカーネーション特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の月見草特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた17戦目は、3歳戦のリンドウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

10月19日、中3週で迎えた18戦目は、雪ノ下特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハーモニーノヴェルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたヘッズ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

9月9日、約10か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグローリアスロウラを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

11月21日、中2週で迎えた23戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、トパーズ特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、逃げるトウカイストラーダを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2017年）

1月3日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた27戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したシゲルマンタを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月22日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったホクトマックイーンにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中1週で迎えた29戦目は、桜草特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月17日、中5週で迎えた30戦目は、薫風特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた31戦目は、白百合特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月11日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、おいしい神奈川県産畜産物記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（10戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーアチチカカを半馬身振り切って優勝

11月6日、中3週で迎えた33戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、横須賀グルメストーリー特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた34戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヤマニンバリトンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2018年）

1月5日、中2週で迎えた35戦目は、初詣特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた36戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。