ニューホープ（2016年生、母ハタノシュヴァリエ）

ニューホープ（2016年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新たなる希望」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時12歳）と交配したハタノシュヴァリエが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2019年の岐阜金賞(地方重賞)に勝利した他、2019年の東海ゴールドカップ(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石本孝博厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

7月4日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は420kg。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったポエムロビンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のユニバーサルレディに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳A（盛岡ダート1600m 雨/不良）に57kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳M2の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のミラクルジャガーに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月25日、中5週で迎えた6戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1600m 曇/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラクルジャガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、2歳M3の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

3歳（2019年）

3月16日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサウスグラストップに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた10戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマイマイ結婚おめでとう記念（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったスターキャデラックに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスターキャデラックに半馬身届かず2着となった。

6月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた13戦目は、恋路火祭り特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェリートレジャーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビッグシューターに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

9月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳M1の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたヤマショウブラック決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

12月8日、中8週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のリーガルマインドを半馬身振り切って6勝目を挙げた。

4歳（2020年）

2月6日、中4週で迎えた20戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のウインター争覇（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月19日、中5週で迎えた21戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメモリージルバを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月30日、中5週で迎えた22戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月6日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた24戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2020年12月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月31日、中4週で迎えた25戦目は、地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 雪/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したウインハイラントに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2021年）

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた27戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサウスアメリカンに2馬身の差をつけて8勝目をマークした。

5月3日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の福永洋一記念（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた29戦目は、シュヴァルグラン賞（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた30戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、オヤベエース特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のフルゴリラに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月25日、中5週で迎えた31戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。