リーガルマインド（2016年生、母リターンキャスト）

リーガルマインド（2016年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「柔軟、的確な判断」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したリターンキャストが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。2019年の東海ゴールドカップ(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月18日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2019年）

3月31日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー45（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイシャジョーダンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンビシャススターに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフラッグインハートに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフラッグインハートに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマガモ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヨドノミラクルを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、オリオン座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーホウウノに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月31日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したニューホープを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、睦月特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るパパドプロスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月23日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月8日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスターリーパレードに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月18日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月1日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月12日、中5週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた20戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清滝特別（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5歳（2021年）

5月23日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの弥富特別（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったモダスオペランディにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月27日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月21日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。