フクノアングレーム（2012年生、母カネトシヴィゴーレ）

フクノアングレーム（2012年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋フランスの都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のケイムホーム（当時13歳）と交配したカネトシヴィゴーレが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦0勝2着7回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、嶋田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって367.5万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月25日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

2月28日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4月25日、中7週で迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた5戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月20日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月12日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

9月19日、連闘で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったブラックノヴァに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウインメーヴェにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったアサクサキンボシに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月31日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイセイグローリアに半馬身届かず2着となった。

11月9日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念北上市賞（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ストレートプレイに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月23日、連闘で迎えた20戦目は、JA岩手ふるさとはとむぎ杯（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月28日、連闘で迎えた21戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念普代村賞（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた22戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニットウソレイユに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月27日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、クリエイトアゲンに交わされて2馬身半差の2着となった。

4歳（2016年）

1月2日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。