フルムーンブギ（2006年生、母パールブライダル）

フルムーンブギ（2006年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「満月＋ブギウギ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時14歳）と交配したパールブライダルが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前野牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方35戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年のかんむり座特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月2日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月28日、中7週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカズノロマンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月20日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた9戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

4歳（2010年）

1月19日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2四五（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1七 C2五（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

3月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、しし座特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月19日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた15戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

5月17日、中3週で迎えた16戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、いたばし二輪草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた17戦目は、かんむり座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のフジマサルビーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月1日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた21戦目は、すみだ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5歳（2011年）

1月12日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた23戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月15日、中1週で迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

4月20日、中5週で迎えた26戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（11戦1勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトミノプリズムをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月9日、中1週で迎えた29戦目は、かんむり座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（12戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

6月27日、中2週で迎えた30戦目は、足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたドラゴンマッハ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた31戦目は、てんびん座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネジェシカにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバンブーシセをクビ差振り切って3勝目をゲットした。

8月13日、中1週で迎えた33戦目は、はづき特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

10月6日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた35戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

10月21日、中1週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた36戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、南区ふるさとふれあいフェア賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた38戦目は、深谷特選和牛協議会賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた39戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。