アポロベルーガ（2002年生、母ケイアイグローリー）

アポロベルーガ（2002年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋シロイルカ」。毛色は栗毛。種牡馬のデヒア（当時11歳）と交配したケイアイグローリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パラダイス・ファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パラダイスファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、アポロサラブレッドクラブによって525万円で落札された。

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月27日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったアイアムアドーターに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジロカールに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月29日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスルーレートに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のカウンタックに5馬身の差をつけて優勝

4歳（2006年）

1月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月17日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2007年）

1月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦2勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

3月4日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。