トリックトリート（2009年生、母スペシャルデザート）

トリックトリート（2009年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時12歳）と交配したスペシャルデザートが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。戦績は、地方33戦5勝2着3回。2013年の新涼賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

市村誠厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2011年）

9月16日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は487kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアカギオロシに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月28日、中9週で迎えた2戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

3歳（2012年）

1月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、仲春賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のカシノアレグロを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月13日、中3週で迎えた7戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた8戦目は、新緑特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた10戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のDW2012九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

6月10日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のクールラウンジをクビ差振り切って優勝

6月23日、中1週で迎えた12戦目は、夏至特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズカップホームタウンカップ（佐賀ダート1750m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた14戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は真島正徳騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールドルミナスにアタマ差交わされて2着となった。

9月8日、中1週で迎えた16戦目は、長月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドリームインパクトをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月7日、中3週で迎えた17戦目は、神無月特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、カシノカルミアに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた18戦目は、さざんか特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（9戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のカシノカルミアをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月18日、中3週で迎えた19戦目は、ローズ特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた20戦目は、水仙特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた21戦目は、ノースポール特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（11戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（2013年）

1月13日、中1週で迎えた22戦目は、サイネリア特別（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（12戦4勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた23戦目は、地方重賞のカンナ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

8月14日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた24戦目は、向日葵特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（13戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月24日、中0週で迎えた25戦目は、地方重賞の新涼賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（15戦4勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた27戦目は、仲秋特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（16戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハンコックを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた28戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（17戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた29戦目は、さざんか特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（18戦4勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた30戦目は、ローズ特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（19戦4勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた31戦目は、イルミネーションカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（20戦4勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5歳（2014年）

1月2日、中2週で迎えた32戦目は、新春特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（21戦4勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた33戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。