エントラール（2011年生、母クリスマスウィーク）

エントラール（2011年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「入る（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時12歳）と交配したクリスマスウィークが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地6戦0勝、地方30戦12勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年のゆかたのまち盛岡賞(一般B1二)。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月6日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月24日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（2014年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

4月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6月22日、中7週で迎えた5戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた6戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月6日、中7週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた7戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニーピューマに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリコーココヘッドに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月5日、中1週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャンピオンパラオに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月13日、連闘で迎えた10戦目は、岩手スバルレヴォーグレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンファーゴに約10馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月25日、中1週で迎えた11戦目は、麒麟淡麗生賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマタケデュックに9馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月8日、中1週で迎えた12戦目は、全日本わんこそば選手権レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラアミーゴに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月23日、中1週で迎えた13戦目は、区界賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキルデビルヒルズに5馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキルデビルヒルズに1馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

12月27日、中2週で迎えた15戦目は、プリムラレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアルファジニアスに2馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

4歳（2015年）

1月3日、連闘で迎えた16戦目は、初夢賞（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（5戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ヤマニンネレイスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、春風（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた18戦目は、クロッカス（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（7戦5勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオメガベントレーに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

4月18日、中1週で迎えた19戦目は、夢見草（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（8戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったニホンピロララバイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた20戦目は、石桜杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた21戦目は、エメラルドピンク賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で高松亮騎手（10戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

6月15日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた23戦目は、盛岡プレミアム商品券発行記念賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた24戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ゆかたのまち盛岡賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナルミチャンを3/4馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

8月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、サクセス・エイジ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月24日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、うまい奥州を食べようin東京賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた27戦目は、いものこまつりin鶴ヶ池賞（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた28戦目は、葛巻まちなか紅葉まつり賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた30戦目は、全日本わんこそば選手権賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（11戦6勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた31戦目は、希望郷いわて国体開催記念宮古市賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（12戦6勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた32戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた33戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、奥州衣川・国見平スキー場賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5歳（2016年）

3月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、春霞賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホクレアネイチャーに2馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

4月9日、中1週で迎えた35戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた36戦目は、田沢湖賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。