ダブルハートボンド（2021年生、母パーシステントリー）

ダブルハートボンド（2021年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「二つの+愛情をつなぐ。父名、本馬の馬体より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したパーシステントリーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年のブリーダーズゴールドカップ(牝Jpn3)で2着に入った他、2025年の三宮ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

8月18日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポップスターに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒヒーンに約11馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2025年）

1月11日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの恵那特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミヤジレガリアに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの舞鶴ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のネバーモアに3馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

6月14日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヴァンヤールをクビ差振り切って土付かずの5連勝を決めた。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で坂井瑠星騎手（5戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ライオットガールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中9週で迎えた7戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井瑠星騎手（6戦5勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサイモンザナドゥをクビ差振り切って初の重賞タイトルを手中に収めた。