ブレイブスマッシュ（2013年生、母トーセンスマッシュ）

ブレイブスマッシュ（2013年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勇敢＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンファントム（当時6歳）と交配したトーセンスマッシュが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。2018年のマニカトステークス(豪・G1)に勝利した他、2018年のフューチュリティステークス(豪・G1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月7日、デビュー戦は菅原隆一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったロードクエストにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月12日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したデアリングエッジに半馬身届かず2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったアストラエンブレムにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中4週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のメイショウアンカーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月10日、中4週で迎えた5戦目は、2歳重賞のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイモータルをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、2歳G2のホープフルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

3歳（2016年）

1月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3月19日、中8週で迎えた8戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったトウショウドラフタに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月8日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり18着に終わった。

11月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（7戦2勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2017年）

1月15日、中6週で迎えた12戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山典弘騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月4日、中6週で迎えた13戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山典弘騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月19日、13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったVega Magicから半馬身差の2着に敗北した。

9月9日、4頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のEl Divinoに半馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月23日、7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったBons Awayから短クビ差の2着に甘んじた。

10月14日、J.スペンサー騎手を鞍上に迎えて、ジ・エベレスト（オーストラリア・ロイヤルランドウィック芝1200m）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（2018年）

1月26日、G2のオーストラリアステークス（オーストラリア・ムーニーバレー芝1200m）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月10日、G1のC.F.オーアステークス（オーストラリア・コーフィールド芝1400m）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

2月24日、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、G1のフューチュリティステークス（オーストラリア・コーフィールド芝1400m）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンスターダムに3/4馬身の差をつけて初のG1タイトルをゲットした。

3月10日、ハンデG1のニューマーケットハンデキャップ（オーストラリア・フレミントン芝1200m）に出走。鞍上は2戦連続でC.ウィリアムズ騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったRedkirk Warriorから短アタマ差の2着に惜敗した。

4月7日、G1のTJスミスステークス（オーストラリア・ロイヤルランドウィック芝1200m）に出走。鞍上は3戦連続でC.ウィリアムズ騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月21日、M.ザーラ騎手を鞍上に迎えて、G1のオールエイジドステークス（オーストラリア・ロイヤルランドウィック芝1400m）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月1日、鞍上は2戦連続でM.ザーラ騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月28日、G1のモイアステークス（オーストラリア・ムーニーバレー芝1000m）に出走。鞍上は2戦連続でH.ボウマン騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったViddoraから1馬身1/4差の2着となった。

10月13日、ジ・エベレスト（オーストラリア・ロイヤルランドウィック芝1200m）に出走。鞍上は3戦連続でH.ボウマン騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月26日、G1のマニカトステークス（オーストラリア・ムーニーバレー芝1200m）に出走。鞍上は4戦連続でH.ボウマン騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のSpirit Of Valorをアタマ差制してG1・2勝目をマークした。

11月10日、鞍上はC.ウィリアムズ騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2019年）

1月25日、M.ウォーカー騎手を鞍上に迎えて、G2のオーストラリアステークス（オーストラリア・ムーニーバレー芝1200m）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月9日、G1のC.F.オーアステークス（オーストラリア・コーフィールド芝1400m）に出走。鞍上は2戦連続でM.ウォーカー騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月23日、G1のフューチュリティステークス（オーストラリア・コーフィールド芝1400m）に出走。鞍上は3戦連続でM.ウォーカー騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月9日、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、ハンデG1のニューマーケットハンデキャップ（オーストラリア・フレミントン芝1200m）に出走。22頭立ての9番人気で大外22番ゲートからスタート。3着に入った。

3月30日、G1のアルクオーツスプリント（アラブ首長国連邦・メイダン芝1200m）に出走。鞍上はH.ボウマン騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。