第83回 日本ダービー（東京優駿） (G1)

レース展開

マイネルハニーが馬群を率いる形、少し離れた2番手にプロフェットが続く

マイネルハニーが先手を奪い、リードを2馬身以上キープしてレースを進める。単独の2番手にプロフェットが続く。そのあと、アグネスフォルテが3番手の絶好位につける。少し間が空いて、プロディガルサンは好位に収まる。先団後ろのポジションにいるのはエアスピネルとアジュールローズ。2馬身以上空いて、マカヒキとサトノダイヤモンドは中団前め。ディーマジェスティとヴァンキッシュランは中団馬群のちょうど真ん中を併走。ロードクエストは中団後方の位置取り。そのすぐ後ろ、スマートオーディンとイモータルが12番手。レインボーラインは後方5番手に待機して虎視眈々と機をうかがう。リオンディーズは後方4番手で他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方3番手で折り合いをつけるのはレッドエルディスト。後方2番手の位置で息を潜めて力を温存するのはマウントロブソン。しんがりにブレイブスマッシュがいる隊列で最初のコーナーを通過。

東京優駿、マカヒキが紙一重の激闘を辛くもモノにして世代の頂点に昇り詰める

先頭はマイネルハニーでリードは1馬身。単独の2番手にアグネスフォルテが続く。その後ろ、プロフェットとプロディガルサンが3番手。1馬身離れて、アジュールローズとエアスピネルが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、7番手から抜け出したのは2番人気のサトノダイヤモンド。そのまま押し切るかに思われたが、中団にいたマカヒキが目の覚めるような末脚を炸裂させてサトノダイヤモンドを捉えると、最後はハナ差だけ先んじてトップでゴールを走り抜けた。2着のサトノダイヤモンドから半馬身差の3着には、中団後方の位置から切れ味鋭い末脚を繰り出した1番人気のディーマジェスティが入った。そこから2馬身遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えたエアスピネルが入線、さらに半馬身差の5着には、後方2番手にいたリオンディーズが食い込み、さらにそこからハナ差の6着にはスマートオーディンが入った。