マイネルハニー（2013年生、母ブライアンハニー）

マイネルハニー（2013年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+あなた」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時10歳）と交配したブライアンハニーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。2016年のスプリングステークス(G2)で2着に入った他、2016年のチャレンジカップ(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高昭牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって669.6万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月15日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモロングソードに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた3戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2016年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のフリージア賞（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジュンヴァルカンに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、マウントロブソンにクビ差交わされて2着となった。

4月30日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

10月16日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ハギノハイブリッドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、ハンデG3のチャレンジカップ（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈のガッツでひたむきに粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のベルーフをクビ差振り切って初の重賞タイトルを手に入れた。

4歳（2017年）

1月5日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田大知騎手（8戦2勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田大知騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

6月11日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田大知騎手（10戦2勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月23日、中5週で迎えた15戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で柴田大知騎手（11戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、マウントロブソンに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で柴田大知騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、ムーンクレストに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月29日、中3週で迎えた18戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（13戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月25日、中3週で迎えた19戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（14戦2勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた20戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（15戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のゲッカコウを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2018年）

1月27日、中5週で迎えた21戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のスズカデヴィアスをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

2月25日、中3週で迎えた22戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（17戦4勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

9月2日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（18戦4勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月14日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したマウントゴールドに3/4馬身届かず2着となった。

11月11日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた28戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（19戦4勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6歳（2019年）

1月5日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（20戦4勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

12月15日、約11か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

7歳（2020年）

1月5日、中2週で迎えた31戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の日刊スポーツ賞中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

2月1日、中3週で迎えた32戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月23日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた34戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/不良）に出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

10月18日、約4か月の休み明けで迎えた35戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた36戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

8歳（2021年）

1月24日、中4週で迎えた38戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた39戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

2021年3月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。