アジュールローズ（2013年生、母ヴィアンローズ）

アジュールローズ（2013年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青い薔薇（仏）。花言葉は奇跡。母名、本馬毛色より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時6歳）と交配したヴィアンローズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。2016年のプリンシパルステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,600万円（6.5万×400口）で一口馬主が募集された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月11日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンヘレナにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月22日、中5週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイリュウハヤテをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2016年）

2月20日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のステイパーシストを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

5月7日、中7週で迎えた5戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のマイネルラフレシアに1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でH.ボウマン騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4歳（2017年）

4月16日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月3日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したケンホファヴァルトを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

5歳（2018年）

5月27日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はH.ボウマン騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

7月21日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。