マイネルミニスター（1995年生、母キタノチエリー）

マイネルミニスター（1995年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時21歳）と交配したキタノチエリーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北洋牧場。戦績は、中央平地36戦2勝2着5回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

8月9日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

8月24日、中1週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3歳（1998年）

3月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦0勝）。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月30日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で小林淳一騎手（8戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた11戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したデルマデリバリーにクビ差届かず2着となった。

10月24日、中4週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したヨルノテイオウに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（11戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワゴールデンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた15戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったサムソングラントを半馬身捉え切れず2着となった。

12月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシュガーエンジェルに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（1999年）

1月10日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（12戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミスズノーザンをクビ差振り切って2勝目をマークした。

4月4日、中5週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（14戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた22戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の天白川特別（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（15戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（16戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったテイエムダイオーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

12月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴広騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

5歳（2000年）

1月16日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴広騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴広騎手（8戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

2月13日、連闘で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴広騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた34戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、’00フレンドリーブーツ特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた35戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた36戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた37戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

6歳（2001年）

4月30日、約12か月半の休養明けで迎えた38戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。